マクラことば

昔からいろいろなマクラに関する話、ことばがあります。

まくら (枕)
1)寝るときに頭を支える寝具。「箱枕」「膝枕」
2)寝ている頭の方。枕元。「枕元よりあとより恋のせめくれば/古今(雑体)」
3)寝ること。旅で寝ること。「草枕」
4)横たえる物の下に置き、支えとするもの。「枕木」
5)前置きの言葉。落語などで本題の前に語るこばなしを中心とした部分の称
6)物事のよりどころ。種。典拠。「歌枕」

枕・く (まく)
枕にする。寝る。
「道のしりこはだをとめを雷のごと聞こえしかどもあひ枕く/古事記(中)」

枕片去・る
枕の片方をあけて寝る。上代、夫、愛人を待って1人で寝ることをいう
「しきたへの枕片去る夢に見え来し/万葉633」

枕を高く・する
何の不安もなしに寝る。安心して寝る。転じて安心する。枕を高くして寝る。

枕を並・べる
1)同じ場所に並んで寝る。
2)多くの人が同じ場所で倒れる。
3)男女がともに寝る。

枕を濡ら・す
悲しみに堪えず、夜ひそかに涙を流す。

枕を振・る
落語で、本題に入る前に短い話をする。

枕を重・ねる
男女が何度も同衾すること

枕をそばだ・てる
枕を一方に傾けて耳をすまして聞く。

枕が上がら・ない
病気が治らないために寝床から起きあがれない。
枕を交わ・す
男女が一緒に寝る。情交する。
「とほ妻と枕を交わしてねたる夜は」/玉葉(恋二)」
以上<大辞林第2版>より

石に漱ぎ流れに枕す
負け惜しみが強く自分の誤りに、屁理屈をつけていいのがれるたとえ。 いわにくちすすぐ
◆中国晋の孫楚が「石に枕し流れに漱ぐ」を「石に漱ぎ流れに枕す」と言い誤ったのを、「石に漱ぐ」は歯を磨くため、「流れに枕す」は耳を洗うためだとこじつけて弁解したという。『晋書−孫楚伝』の故事から

枕を割る
夜も寝ないで苦心すること。

世間しらずの高枕
世間を知らないと苦労もすくないので安心して眠れる。
何も知らない人はのんきでいいという皮肉



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